はじめに
転職活動をしていると、必ず気になるのが「年収」です
・内定は出たけど、この金額で納得していいのかわからない
・交渉してみたいけど、心証が悪くなりそうで怖い
・そもそも、何を根拠に交渉すればいいのかわからない
このようなお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか
実は、年収交渉で損をしている人の多くは「交渉の仕方を知らない」だけです
何も考えずに提示された金額をそのまま受け入れてしまい、後から後悔するケースは珍しくありません
この記事では、ボクが3回の転職を通じて、年収を新卒時から累計300万円アップさせた実体験をもとに、年収交渉のコツを解説します
失敗した経験も、成功した経験も、包み隠さず紹介します
「採用する側」と「転職で結果を出した側」、両方を知っている、ドゥラです
上場企業グループの人事部で中途採用を担当し、書類選考・面接・人材要件設計を実務で担当
前職の税務会計事務所では7年間、人事労務コンサルタントとして数百人規模の人事・労務・採用支援に携わってきました
私自身も20代で3回の転職を経験し、年収は❝累計300万円アップ❞
だからこそ、書類選考・面接で「本当に見られているポイント」を具体的にお伝えできます
私の年収推移|3回の転職でこう変わった

まずは、ボクの年収がどう変わっていったかを公開します
| タイミング | 年収 | 年収交渉 |
|---|---|---|
| 新卒入社時 | 430万円 | – |
| 1回目の転職後 | 450万円 | なし |
| 2回目の転職後 | 590万円 | あり |
| 3回目の転職後 | 730万円 | あり |
新卒から数えると、累計で300万円アップしたことになります
ポイントは、交渉をしたかどうかで、年収の伸び方が明らかに違うということです
1回目はほとんど伸びず、交渉をした2回目・3回目で大きく伸びています
【後悔】1回目の転職で交渉機会を逃した話

1回目の転職では、正直、交渉らしい交渉を一切できませんでした
理由はシンプルです
転職サイトから直接応募し、内定通知もそのまま受け取っただけだったからです
内定連絡が来たとき、素直に「受かった」という嬉しさが先に立ちました
提示された金額に対して、「本当にこの金額で妥当なのか」を考える余裕も、
判断材料も持っていませんでした
今思えば、これは第二新卒・20代の転職でよくある「あるある」だと思います
交渉という選択肢があることすら知らず、提示された条件をそのまま受け入れてしまうのです
結果、新卒430万円から450万円と、ほとんど変わらない年収での転職になりました
【実践】2回目・3回目で実際にやった年収交渉

2回目・3回目の転職では、1回目の反省を活かし、転職エージェントを経由して応募しました
交渉は、内定が出たあとにエージェント経由で行いました
このとき意識していたことが3つあります
交渉のタイミングを見極める
交渉のタイミングも、成功を左右する重要なポイントです
交渉は、内定後に行うのが絶対条件です
内定前、つまり選考中に交渉を切り出すと、意欲を疑われるリスクがあります
必ず内定が出てから、条件面の話に入りましょう
さらに、オファー面談がある場合は、面談の〝前に〟エージェントを通じて希望額を伝えておくのがおすすめです
面談の場でいきなり金額の話をすると、双方にとって準備不足のまま話が進んでしまいます
ただし、注意点があります
オファー面談までに、具体的な金額提示がないケースもあります
「面談で金額の話があるだろう」と受け身で構えていると、聞きそびれてしまうことがあるので、事前にエージェント経由で確認しておくと安心です
「経験したこと」ではなく「どうアプローチしたか」を語る
交渉の材料にしたのは、自分のスキルや実績です
ただし、実績の数字をそのまま並べるのではなく、「どうやってその実績を出したのか」というアプローチを中心に伝えました
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採用側が本当に知りたいのは結果そのものではなく、「その人がどう考え、どう動くか」だからです
入社後どう活躍できるかをセットで伝える
交渉の場では、市場相場よりやや高めの金額を希望しました
ただ、金額だけを主張しても心証は良くなりません
だからこそ、「その企業でどう活躍できるか」を、
金額の希望とセットで伝えるようにしていました
この考え方は、面接での自己PRにもそのまま活用しました
年収交渉を成功させる3つのポイント

ここまでの経験を踏まえて、年収交渉を成功させるポイントを3つにまとめます
①転職エージェント経由で応募する
直接応募や転職サイト経由だと、そもそも交渉の機会自体を逃しやすいです
エージェントが間に入ることで、自分では言いにくい希望条件も、代わりに伝えてもらえます
実際、ボクも2回目・3回目はエージェント経由だったからこそ、スムーズに交渉できました
②「経験」ではなく「どうアプローチしたか」を語る
同じ実績でも、伝え方次第で説得力が大きく変わります
「何をしたか」だけでなく、「どうやってそれを実現したのか」を添えて伝えましょう
③入社後の貢献をセットで伝える
希望金額だけを主張するのではなく、「その金額に見合うだけの活躍を、入社後どうやって実現するか」をセットで伝えることが重要です
これにより、企業側も納得感を持って交渉に応じやすくなります

正直、1回目の転職で交渉しなかったことは、
今でも少しもったいなかったと思っています
だからこそ2回目・3回目は、迷わずエージェントに交渉を任せました
年収交渉でやりがちな失敗パターン
ここまで成功のポイントを紹介してきましたが、
逆に「やってしまうと印象が悪くなる」NGパターンもあります
①個人的な事情を理由にする
「住宅ローンがあるので」「生活費が厳しくて」といった個人的な事情を交渉理由にするのは避けましょう
給与は「その人がどう貢献してくれるか」という仕事の視点で決まるものです
個人的な事情は、企業側からすると交渉の根拠にはなりません
②相場を調べずに、根拠のない金額を要求する
市場相場や自分のスキルを客観視せず、希望だけを伝えてしまうと、
「自己評価が高すぎる人」という印象を持たれかねません
必ず、相場観を持った上で希望額を伝えましょう
③何度も交渉を蒸し返す
一度提示された回答に対して、何度も交渉を繰り返すのは逆効果です
引き際を見極めることも、交渉のうちです
よくある質問
Q. 未経験職種への転職でも、年収交渉をしていい?
むしろ、未経験職種への転職こそ交渉すべきです
未経験・異業種の転職は、経験不足を理由に年収が下がる傾向があります
だからこそ、事前に交渉の余地があることを知っておくだけで、結果は変わってきます
Q. 交渉をすると、内定を取り消されることはある?
常識的な範囲での交渉であれば、内定が取り消されることはほとんどありません
ただし、何度も強引に交渉を繰り返したり、相場からかけ離れた金額を要求したりすると、心証を損ねる可能性はあります
Q. 交渉は何回までしていい?
基本的には1回、多くても2回までが目安です
提示された回答に対して、何度も交渉を繰り返すのは避けましょう
Q. 希望額はどう決めればいい?
現在の年収に対して、105〜110%程度が現実的な目安です
未経験職種への転職の場合は、下がるケースもあるため、無理のない範囲で希望を伝えることが重要です
まとめ|年収交渉は「知っているかどうか」で結果が変わる
ボクの3回の転職を振り返ると、年収交渉の有無で、その後の年収の伸び方が大きく変わりました
・転職エージェント経由で応募する
・「経験」ではなく「どうアプローチしたか」を語る
・入社後の貢献をセットで伝える
この3つを意識するだけで、交渉できる可能性は大きく変わります
1回目のボクのように、「交渉という選択肢があることすら知らない」まま転職してしまうのは、
本当にもったいないことです
是非、今後の転職活動に役立てていただけたら嬉しいです
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