はじめに
「志望動機がなかなか書けない」
「書いても、なんだか薄っぺらい気がする」
「書類選考でいつも落ちてしまう」
このようなお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか
志望動機は、職務経歴書や面接と並んで、多くの転職者がつまずくポイントです
なんとなく良さそうな言葉を並べても、採用担当者の心には残りません
この記事では、上場企業グループの人事として数多くの志望動機を見てきた私が、
「面接官に響く志望動機」の考え方と作り方を解説します
「採用する側」と「転職で結果を出した側」、両方を知っている、ドゥラです
上場企業グループの人事部で中途採用を担当し、書類選考・面接・人材要件設計を実務で担当
前職の税務会計事務所では7年間、人事労務コンサルタントとして数百人規模の人事・労務・採用支援に携わってきました
私自身も20代で3回の転職を経験し、年収は❝累計300万円アップ❞
だからこそ、書類選考・面接で「本当に見られているポイント」を具体的にお伝えできます
結論|志望動機は「ラブレター」だと考える

私は、志望動機を「好きな人へのラブレター・告白」と同じだと考えています
好きになった理由が、「優しいから」「一緒にいて楽しいから」だけだったらどうでしょうか
それって、別にその人じゃなくてもいいのでは?と思われてしまいます
志望動機もまったく同じです
「うちの会社でなくてもいいのでは?」と思われた瞬間、その志望動機は不合格です
採用担当者として数多くの書類・面接を見てきた中で、
一番もったいないと感じるのが、まさにこのパターンです
「成長できる環境だから」「やりがいを感じたから」といった、
どの企業にも当てはまる理由では、想いは伝わりません
そして、「他の会社でも言えること」を書いてしまう志望動機は、
採用担当者からすると企業研究が甘いとも映ります
結果として、内容だけでなく、熱意そのものが伝わらなくなってしまうのです
NGな志望動機の特徴
面接官として見てきた中で、特に多いNGパターンがこちらです
・「成長できる環境だから」など、どの企業にも当てはまる理由
・待遇・条件面だけを理由にしている
・その企業を選んだ理由が、業界研究レベルで止まっている(企業研究になっていない)
これらに共通するのは、「その企業でなければならない理由」が語られていない、という点です
刺さる志望動機に共通する2つの要素

逆に、面接官として「刺さる」と感じた志望動機には、共通する要素が2つあります
①自己PR(再現性)と転職理由(未来志向)がマッチしている
自分の強み・経験の再現性(自己PR)と、将来どうなりたいか(転職理由)が一貫していて、
そのうえで志望動機とかみ合っていると、非常に説得力が増します
たとえば、「〇〇という強みを活かして、将来的には△△を実現したい」という軸が明確であれば、
「だからこの企業を選んだ」という流れに、自然な説得力が生まれます
退職理由の「未来志向」、自己PRの「再現性」を意識するだけで、
「なぜその企業を選んだのか」は自然と見えてきます
あわせて読みたい
【完全対策】転職面接で必ず聞かれる3つの質問とは?はじめに「転職面接って、何を聞かれるのか…
この記事では、実際に私が使った志望動機の全文と、退職理由・自己PRとの組み立て方を紹介しています
②企業研究の深さが伝わる
もう一つの要素は、企業研究の深さです
その企業の強み・特徴を把握したうえで、「その企業でないと実現できない理由」まで
踏み込めているかどうかがポイントです
たとえば、「グローバル展開している企業だから」で終わるのではなく、
「グローバル展開しているからこそ、〇〇という視点で人事の仕組みづくりに関われる」
というところまで踏み込めると、説得力が一段上がります
志望動機の作り方|3つのステップ

ここまでの考え方を、実際に志望動機として組み立てる手順に落とし込みます
①転職理由(未来志向)を整理する
「なぜ転職するのか」を、ネガティブな理由ではなく、未来志向で整理します
「〜が嫌だから」ではなく、「〜を実現したいから」という形に言い換えましょう
私自身、直近の転職では「今の職場は、働き方の柔軟性が乏しい」という不満を抱えていました
ですが、これをそのまま志望動機に書いても、ただの不満・愚痴にしかなりません
そこで、「この不満の裏側にある、本当に実現したいことは何か」を考えました
行き着いた答えは、「これまで培ってきた経験を、もっと広い舞台で活かしたい」という一点でした
・ネガティブな理由:今の職場は柔軟性がない
・未来志向への転換:これまでの経験を、より広い舞台で活かしたい
このように、不満をそのまま書くのではなく、「その不満の裏にある、本当の願望」まで一段掘り下げることが、未来志向の転職理由への転換です
②自己PR(再現性)を整理する
これまでの経験の中で、「どうやって」成果を出してきたのかを整理します
結果だけでなく、そのプロセスを言語化することが重要です
私が実際に使っているのは、経験を次の4つの要素に分解する方法です
・背景:どんな状況だったか
・課題:何が問題だったか
・工夫・施策:自分がどう動いたか
・結果:どう改善したか
たとえば私の場合、「担当先の現場スタッフからの問い合わせに、正しい回答が届きにくい」という課題がありました
そこで、よくある質問と分かりやすい回答をまとめた資料を自分で作成し、関係者に共有しました
結果、対応にかかっていた時間を半分程度まで短縮でき、今では部署全体で使われる資料になっています
このように「背景→課題→工夫・施策→結果」で整理すると、結果だけでなく「どうやって」の部分が明確になり、再現性のあるアピールになります
あわせて読みたい
【保存版】職務経歴書で差をつける3つの秘訣を解説転職活動を始めて、いざ応募しようとすると…
「どうやって」を書くことの重要性は、職務経歴書の考え方ともまったく同じです
③企業の強み × 自分の強みを重ね合わせる
①②が整理できたら、最後に企業研究で見つけた「その企業ならではの強み・特徴」と、
自分の強み・将来像を重ね合わせます
企業研究をするとき、私は次の3つの視点で情報を整理しています
・事業基盤:どんな強み・技術力・市場での立ち位置を持っているか
・組織文化・人事体制:離職率や勤続年数など、働く環境が読み取れる情報
・成長フェーズ:安定期なのか、変革・成長期なのか
この3つを整理すると、「その企業が今、何を求めているか」が見えてきます
そのうえで、自分の強み・経験がどう重なるかを言葉にすると、説得力のある志望動機になります
この重なりが大きいほど、「うちの会社でなくてもいいのでは」とは思われない、
説得力のある志望動機になります
まとめ|志望動機は「その企業への想い」を言語化するもの
面接官に響く志望動機の考え方を解説しました
・志望動機は「ラブレター」と同じ。「誰にでも言える理由」では想いは伝わらない
・自己PR(再現性)と転職理由(未来志向)がマッチしていると説得力が増す
・企業研究の深さが、熱意として伝わる
「その企業でなければならない理由」を、自分の言葉で語れるようになれば、志望動機はもう怖くありません
今、相談する価値
転職エージェントに相談すると、こう変わります
- ✓自分の市場価値が数字でわかる
- ✓非公開求人にも出会える
- ✓書類・面接のプロ視点が手に入る
相談だけでもOK、まずは無料登録から




コメント